ぼちぼちBlog

ぼちぼちな日常をお送りします(笑)

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ヒトリゴト

開いていなくて、先生に言っても
『早くからは駄目だ。』
と断られてしまった。
 
それから数日がたち私は
くさに埋もれている裏口を見つけた。
しかし、それにも鍵がかかっていて
結局開けれなかった。
 
それからまた数日がたち私はまた裏口に向かった。
すると、そこには鍵が落ちていた。
自然に私の手は鍵をもち開けていた。
 
そこにはいつもとは違う静かな屋上があった。
広い空。まだ薄暗い。
悪いとは思ったが、鍵をカバンに入れた。
それから私は朝いつも屋上に行っている。
 
いつのように裏口に周り、鍵を開ける。
また昨日とは違う空だった。
 
いつもと同じ日常がおとずれても、
この空だけは違う。
 
この空だけが一日の変わりを教えてくれる。
私は少し冷たいコンクリートに寝転んだ。
冷たい風が私の頬にあたる。
私はそっと目を閉じる。
 
風の音がまるでメロディを奏でるかのようにふく。
 
そして、チャイムがなる前に教室に戻る。
いかにも、今きたかのように…。
 
教室に戻ると、みんなが楽しそうに話をしていた。
まあ、それは外からみればの話。
 
どこかで、誰かの舌打ちが聞こえる。
 
私は急に頭痛襲われた。
机の端をがっしりともち頭をうずくめる。
 
いつからだろうか、人の舌打ちを聞くと
頭痛に襲われるようになった。
 
そのたび、私は頭だけでなく心がチクリと
痛む。
 
なんで、嘘をつくの?
そんなに憎んでまで、笑う必要なんてある?
そんな事を思うようになった。
 
『悲しいよ…。』
 
ヒトリゴトをそっと呟いた。